102

覚え書 信じているものを全部引き剥がしてしまったら…。何もかも極限まで拒んでしまい、そしてついには私すら捨て去る。意志がそのように望んでいるのなら…。 運命は私を地下牢に幽閉しておく気でいる。逃れる僅かな猶予すら与えないつもりらしい。もう物心…

101

私は誤って生じてしまった 間違って生まれてきてしまった バスや電車に乗り間違えたのと 同じことだ 私という一定の現象が統合性の制約、臨界点を超えて分裂的状態にあることを認めなければならない どんな個体もまた同様にすれ違うものである いつ誰が乗っ…

100

もう本当にどうしようもない 何が救いようがないかといえば 考えを共有することができないことだ 同じシニフィアンを 呟いても相手と全く異なる概念を思想しているから もう分かり合えない 自己の虚しさを理解させることは 不可能だと気づいている つまりど…

99

死が追い剥ぎにあって 愚なる生だけがただ仕方なく残る 身包み剥がされたまま朽ちるのを待つなんて 尊厳に対する冒涜だ

98

いつでも死ねるということが 私の中の少なからぬ希望であった。 しかしそれをも私から奪うのだ 彼らは真に存在の尊厳を信じることを知らぬ 自らが管理し、自らの手中をこぼれ落ちることを好まぬ。すべて自己の分裂的恐れから確かな杭を打ち込まずにはいられ…

97

苦悩とは何故苦悩なのか 誰もが自己の可能性を探す 可能性の状態とはなにかでありつつそうでなくなることが重なりあった状態 私は価値のある、意義ある存在である といったことについて考える それはつまり意味のある存在 相対的な在り方であるが 価値のある…

私の中の何かがその意志によって 突き進み、 同時に、私に吐き気をもよおさせ、 しまいには私を無と混沌に切り刻む。 気を失って自らの吐き出した吐瀉物の 溜まりに 頭から突っ込んで窒息する

96

弁証法は誤解されている 一見して統合などと語るがそれは異なる概念をベースの概念で包摂するといった、 ただそのままで分裂状態は解消もされないし とくに何が変わったわけでもない 弁証法というものがあるとすれば それは言語学でいうような共時的なものが…

95

仮想空間は結局認識の拡張にすぎない つまり現実でないと考えるのは たんに現実性を帯びていないという 言い回しすぎない 関係性を理解すればこそ 意味合いがリアリティを着色してゆく だからといって嘘だとかそういうことではなく、そのまったく逆で我々に…

93

虫のようにわいてくる 生に吐き気を覚えるばかり 生をまっとうする気などもとよりまったくない 運命を信じている 生は呪わしいものであると知っている 特に私に至っては あの小児のことば 「この中に怖い人がいる」 皆呪わしいもののように逃げていく 巨大な…

90

認識の弁証法における統合は否定性(差異)による文節の顕在化である そして機能的でなければ文節は暫定的にせよ定まらない。その状態は主体に置き換えれば境界例や統合失調に生じていることと同義である。 考えられることは自閉症及び周辺の精神疾患がもし…

84

とにかく一番我慢ならないことは 自己の無意識下では知っていることを意識では知らない、或いは敢えて知りたくないという連中が恐ろしく存在しているということだ。 結局、コミュニケーションはメタメッセージ以外でとる手法がないのだ。 疲れてしまった。お…

79

私は私に何が生じているのか 私が何なのかしか興味がない ただ他者の口からそれを確認することはまず不可能なことだ 何故なら彼等はまったく真であることを語るのを好まない そもそも語るという行為は彼等にとって現象を正確に語る分析するよりも、自己の存…

78

当初、目的というものは存在していない 認識あるいは行為が空間的意味でも、時間的意味でも、二点を二点にして相違を確定させるときにはじめて主体において目的は生み出されるといっていい。 論理は浮き彫りにすることが可能となる 言語、知覚認識、数学、あ…

77

何を病んでいるのかそれもわからぬ 判然としない 何にせよ辛うじて死ねないという境界を 踏み倒すだけの決断がないだけでただ彷徨って生きているにすぎない。 もし、誰もがそうだとするならば 生、というものがそもそもの負債に違いなく、新たな負債をつくる…

75

陽炎 かつての幻 過ぎ去った記憶の痕跡 憧憬、心象の轍 虚無、空しさに消えてゆく輪郭 停滞、延々とつづく時間、時間、時間。 引っ掛かりがない 何度も繰り返し湧かぬ実感 虚しい嘘 過去を鍋でぐつぐつ八時間煮ようが 壷の中に大切にいれておいたら次にあけ…

74

自己に責任をもてとはつまるところ自らに対する責任なのだろう、自己とはそれに留まらず操作できる存在であるという錯覚 何か「私は私ではない」と吐露しているようにも思える。跳躍した思考がそこにはある、 常に「ここではないどこか」という構造も同様に …

73

自己が自己自身を滅ぼす要因を 必ず含む ナルキッソスを滅ぼしたのは彼の美ではなく また彼がそのような美に惹かれたのでもなく、実は彼が彼であるというそのこと自体に惹かれているのではないのか それこそが何よりも彼を滅ぼすことを望んでいるのだとしたら

72

時間は常に私の前を走り続けている 生じて未だに追いついたことがない ずっと引き摺られて生きている 時間を追い越すために生きているのだろうか…

71

誰もが他者よりも優れたものであることを証明するために日夜頭をかきむしって生きている。あらゆる依存的形態をもって非自己に対してあらゆる種類の否定的手法をもって優位を獲得しようとする、、 そもそも対等な交換など存在しない 与えることは即ち相手に…

70

「ずっと一人でばかばかしい愚か者だ」 そう罵ることだろう。 でも、まだ一人立ち尽くす。 ぼろぼろのまま耐え難い状況にいる。 今の自分には巨大な不安と退屈しかない。 時が経過するほどに過敏になる。 退屈なのに傷つき易くなった。 もう何も生み出すつも…

道具を使用していかにするのか 私には全くわからないのだ 最近は錯乱したなかにあり、物事に対する意欲も失いきっている 周囲はこぞって私をやる気にさせようと、何かを詰め込みたくて苛立っているけど 私は呆然と突っ立った空っぽのまま身体を前後に揺すら…

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時間に取り込まれている ということに対する恐怖 巨大な拭いがたい恐怖 小間切れの時間が延々と転がっている 「立ち止まるな」といわれても 時に喰われている

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私という像を 結像させることが難しい 像とは分裂した諸々の認識即ち信号の欠片 それら 全体的な関係性 信号は認識、つまり集約、或いは解釈、或いは統合されなければならない。それは主体のアイデンティティの存立そのものに影響するからだ、。 対象がなに…

66

貴様はそのままそこへ ただ留まっていろ ただただ同じように 自己を尊ぶことほどに呪わしいことはない そもそもが自己を尊ぶことは同時に自己消去する尊厳さえも含まれている 嗚呼、ずっとあと何百億年同じところにいなければならないと思うと胸が焼け付く

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解決してよい問題と 解決してはならない問題がある 必ずしも全ての不快感は解決されなければないわけでは決してない 簡単な例として強迫神経症者の洗浄恐怖などがある 汚れているという意識が彼のタスクを増やすこと自体が彼の全ての生活を破綻させるリスク…

64

存在する限り何かにつけ 依存しなければならないこと それも否定性に基づいた形態によって 相手方に承認されなければならない …語句の分節がその様に生成されるように 核は空虚がゆえになにもかもが空虚である 常に認識は暫定的地位に甘んじねばならない 無…

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生を快く思ったことなどない もし仮に思った瞬間があるとするならば 私はそれを忌まわしく思う 死なない…のか 死ねない…のか 自分が決めることができるのか 他者が決めることに抗えないのか 生まれてくるものへ 嫌悪と憐憫を感じる 吐き気と悲しみ

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真でないなら意味がない 価値がないと結論をだしてしまう 我々の血脈ではよく生じている 思考の傾向だとするならば それ自体が誤りのように思えてくのだ そもそもがであると…

57

遠くともかく遠く 誰も思わないような遠くへ 消えてしまいたい 気味が悪いなら 儀式でも何でもあげてもらって かまわない