2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

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湿気 脂 虫歯の悪臭 掃いても掃いても穢れること 拭き取れない 在ることの穢れ 苛立ち

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行為が行為として生起するためには、主体において責任の所在を措定することが可能かどうかが問題となる 主体は常に行為を託さなければならない存在である 行為が成功するにしろ失敗するにしろ措定できることは、それが措定できないことよりも優れて機能して…

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実際自由かと問うならば 全く自由ではない 相変わらず拘束されている むしろそれは強まっている いくら環境を変えたとしても ついてくるだろう なぜならそれは私という視点だからだ わたしがある限り影はあり続ける しかし影を排除したわたしなど私といえる…

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皆が皆の敵である 誰かが合理的なことを行おうが 皆は攻撃する用意がある 何より他者が価値あるものへ昇華することを 許諾する訳にはいかない 皆が嘘をつきながら 不合理だと理解しながら 貧しくなってゆく

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何か削ぎ落とされた いわゆる美しさを追い求めて 多くの空間がそのようになって 鑑賞者や顧客がこぞってそれに 浸れるとき 私は本当に宇宙の果てしなく遠くのほうへ 飛ばされてしまい虚しさを抱かないでは いられなくなる なぜだろう 一体何がそう感じさせる…

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存在理由を作り出さないように 注意して生活している 薄皮一枚まで剥き出しになって 灼熱の砂漠にただ生きている

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模範的な幻想、健全な幻想、構造化された機能的な幻想を抱くこと 逃避は不道徳であること 律法、即ち暫定的な契約状態を侵犯することなくそれを遵守し続けること そのコードに沿って生きてはいるが、そもそも根本的な契約関係を理解できていない 歪な契約関…

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地下牢で残飯漁り 下水の悪臭に耐えられない 否、それよりも時間である どぶネズミのように短命であれば いつまで続けるつもりなのか 廃屋の遊園地

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どのようなコミュニティーでも 私は懸念材料といえる存在に違いない 主に契約を大きく歪めるものとして 黴のようなものである 気づいたときには腐っている それも彼等の無意識に働きかけてしまう 強烈な自らの卑屈さがひとの何かを煽り彼等はやがて荒んでい…

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思えば、生きるだけ多くの空虚を自らのなかに作り出したような気がする ただ生きてみる、日をまたぎ、また一つ確かな空洞が内に空く 運命のレールの上を走り続ける 必然が尊厳を脅かし続ける苦痛