2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

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何を病んでいるのかそれもわからぬ 判然としない 何にせよ辛うじて死ねないという境界を 踏み倒すだけの決断がないだけでただ彷徨って生きているにすぎない。 もし、誰もがそうだとするならば 生、というものがそもそもの負債に違いなく、新たな負債をつくる…

75

陽炎 かつての幻 過ぎ去った記憶の痕跡 憧憬、心象の轍 虚無、空しさに消えてゆく輪郭 停滞、延々とつづく時間、時間、時間。 引っ掛かりがない 何度も繰り返し湧かぬ実感 虚しい嘘 過去を鍋でぐつぐつ八時間煮ようが 壷の中に大切にいれておいたら次にあけ…

74

自己に責任をもてとはつまるところ自らに対する責任なのだろう、自己とはそれに留まらず操作できる存在であるという錯覚 何か「私は私ではない」と吐露しているようにも思える。跳躍した思考がそこにはある、 常に「ここではないどこか」という構造も同様に …

73

自己が自己自身を滅ぼす要因を 必ず含む ナルキッソスを滅ぼしたのは彼の美ではなく また彼がそのような美に惹かれたのでもなく、実は彼が彼であるというそのこと自体に惹かれているのではないのか それこそが何よりも彼を滅ぼすことを望んでいるのだとしたら

72

時間は常に私の前を走り続けている 生じて未だに追いついたことがない ずっと引き摺られて生きている 時間を追い越すために生きているのだろうか…

71

誰もが他者よりも優れたものであることを証明するために日夜頭をかきむしって生きている。あらゆる依存的形態をもって非自己に対してあらゆる種類の否定的手法をもって優位を獲得しようとする、、 そもそも対等な交換など存在しない 与えることは即ち相手に…

70

「ずっと一人でばかばかしい愚か者だ」 そう罵ることだろう。 でも、まだ一人立ち尽くす。 ぼろぼろのまま耐え難い状況にいる。 今の自分には巨大な不安と退屈しかない。 時が経過するほどに過敏になる。 退屈なのに傷つき易くなった。 もう何も生み出すつも…

道具を使用していかにするのか 私には全くわからないのだ 最近は錯乱したなかにあり、物事に対する意欲も失いきっている 周囲はこぞって私をやる気にさせようと、何かを詰め込みたくて苛立っているけど 私は呆然と突っ立った空っぽのまま身体を前後に揺すら…

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時間に取り込まれている ということに対する恐怖 巨大な拭いがたい恐怖 小間切れの時間が延々と転がっている 「立ち止まるな」といわれても 時に喰われている