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僅かながらの物事の論理的な気づき

を得るとそれが自らの世界の大部分を

占拠してしまい、あたかも世界がその様な

ものなのだと考える。そのことに疑問を抱きにくくなる

ついこの間までそれが街中をずっと走っていたのに、ある気づきによってそれからはその考えしか目にとまらぬようになる

従って、物事の気づき以前を想定して考えるならば

私が今思っているのとは違う、全く違う理がすぐ傍らにあったりするはずだ