2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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人々は大いなる罪を必要としている。 大いに憎まれ、明らかに誤った、巨大な害悪を。 贖われねばならないことが生じるほどに我々は確信を抱き実感をもって実行、創造しうるのである。 生贄の贖罪とはそういう機能である

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終わることのないマラソン に疲れたのだ 何故生きるのか 誰も答えない 疲れた 眠りたい 深夜止まらぬ心臓 答えてくれ 何故だ

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宿命などというものが実際あったものか もうわからない ただ幾つかの既視感を経てみると なるべくしてなったようにも感じる 単なる錯覚にしろ、退屈と苦悩に呪い呪われたと半ば思い込み過ぎた生活であるので 結論をもう出してもいいのではないのか? 不幸者…

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まだ沈む 心が冷たくマネキンのようになる ホテルの一室 サイケデリックな木漏れ日 青色の木々、古ぼけたネット回線 綺麗な吐き気 嗚呼…あなたも絶望を味わってる でも分かり合えない 視線は生まれて一度として逢うことなく すれ違い ただあなたがいるらしい…

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多くの人に手をさしのべてもらったにもかかわらず、連中の顔が強張るほどに 自分にはそれを受け入れることができるだけの素養がないのだ。従って感謝することすらかなわなかった それは自分の歪な自尊心からなのか、 或いは物事に傷ついて崩壊してしまうこと…

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どうやれば納得のできるかたちだと言い切れるのか 現実を生きればいいと人は云う 人が認識する現実と私が認識する現実がまったく異なるものである 彼らが抱く現実とはプロパガンダ同様、定着した物語である。あまりに馴染みすぎて既に考えるにも値しないもは…

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言語がその様に同一の記号が場所や時間によって捉え方が異なるように概念も現在においては共有の出来ぬものである。 そのように考えると現時点では、旧世代の概念では我々の世代の概念を理解することはできないし、我々の世代も後の世代概念を理解することは…