2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

114

どの現在においても、常に極限状態にあり、極地に追い込まれている。 言葉も誰のもとへも届かない。 ただ虚しく中空にこだまする。 所謂俗世でいうところの理解者たちから自ら離れることで端からみれば最早誰も理解できない存在となりつつある。 身体は倦怠…

もう 耐えられない オレをこの闇から消してくれ 全てが外傷的なものなのだ 足かせばかりである 私を陥れるためだけに 私は堕ちるためそのためだけにこの世界に生じたのだ 暗い、目が見えない、ゆっくりと落ちてゆく、底へ沈殿していく 底をあてなく彷徨う

私は私を陥れるこの繋がりの関係性から逃れられないものか考える だがそれは何かの法にかけられ逃れられないような気がする 私という精神すらもまた消え得ぬ何かに支配されているように感じるのだ 拭い去れぬ法 それは奇妙な法に思えるのだった

113

僅かながらの物事の論理的な気づき を得るとそれが自らの世界の大部分を 占拠してしまい、あたかも世界がその様な ものなのだと考える。そのことに疑問を抱きにくくなる ついこの間までそれが街中をずっと走っていたのに、ある気づきによってそれからはその…