2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

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弁証法は誤解されている それは異なる概念どうしをそれらが属している概念で包摂するといった手法だと認識されている。 敵対する概念を乗り越えるには、すでに存在する既成の概念での包括を考えるのみでは、(異なる概念を同じフォルダに整理するだけでは)…

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仮想空間は結局認識の拡張にすぎない つまり現実でないと考えるのは たんに現実性を帯びていないという 言い回しすぎない 関係性を理解すればこそ 意味合いがリアリティを着色してゆく だからといって嘘だとかそういうことではなく、そのまったく逆で我々に…

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虫のようにわいてくる 生に吐き気を覚えるばかり 生をまっとうする気などもとよりまったくない 運命を信じている 生は呪わしいものであると知っている 特に私に至っては あの小児のことば 「この中に怖い人がいる」 皆呪わしいもののように逃げていく 巨大な…

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認識の弁証法における統合は否定性(差異)による文節の顕在化である そして機能的でなければ文節は暫定的にせよ定まらない。その状態は主体に置き換えれば境界例や統合失調に生じていることと同義である。 考えられることは自閉症及び周辺の精神疾患がもし…