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自分を忘れることができるのなら

どんなに楽だろうかと思う

自分とは何かの影のような気がする

それから逃れられなくて苦しんでいる

とんでもなく大きな不安がわたしを押し潰す

不安は認識することで普段よりも増える

できるのなら認識したくない

だから多く認識しないように色々なものを避けるように気をつけているのだと思う

認識はわたしの存在証明もしてくれるのだろうけれども逆にわたしを消し去るようにはたらきかけてくる

だから近づかないでいる