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消えることは生活すること生の闘争からの逃避かもしれぬ

だが私の中の不安を感じることができるならば二度生きようとは思わぬはずである

ただコミュニティーが構成要素が容易に消えることを許容するわけがない

 

少なくとももう少しのあいだは

その間私は宙吊りでただ消えるのを

ひたすら待つしかないという救いようない

結論に至らざるを得ない