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誰もが他者よりも優れたものであることを証明するために日夜頭をかきむしって生きている。あらゆる依存的形態をもって非自己に対してあらゆる種類の否定的手法をもって優位を獲得しようとする、、
そもそも対等な交換など存在しない
与えることは即ち相手に自らの優位性を表すし、施しを拒絶することは相手の優位性を拒絶することに他ならない
だからこそ相手の気分の良いように施しを断ることはなかった、、そうして内心それら彼等の依存は益々増えて彼ら自身の中に穴を穿ってゆくのだろうと感じてはいた、、、
受け取る振りはして、それを踏み倒す、
対等な交換というものが双方どちらもがそれぞれに得をしたものと思い込んでいるわけであるから等価交換は実質有り得ない
優位性をいかにして為すか