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存在する限り何かにつけ

依存しなければならないこと

それも否定性に基づいた形態によって

相手方に承認されなければならない

…語句の分節がその様に生成されるように

 

核は空虚がゆえになにもかもが空虚である

常に認識は暫定的地位に甘んじねばならない

 

無限に広がる飽食の飢餓感から解放されずに

今日も私は熱い風呂に浸からねばならぬのか

 

「私に何をお求めなんです?」

我々は常に外傷的現実にさらされて

低空での飛行を余儀なくされている

眠れない…