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人は私の二倍作業する

彼らは早く片付いた空き時間を二倍満喫する

食事は二倍の量を食べ、二倍美味を感じ

休日は二倍楽しみ、二倍思い出にし、二倍語る

すべて二倍早く詰め込んでゆく

 

僕は山積みのガラクタの中にある廃棄された古い機械のようなものだ、何も回転したためしがない

 

彼らは快速、

あっという間に駆け抜けてゆく

何処かへ出掛け変わっていく

僕は各駅停車かもう走ってもない

ずっと同じ駅にいる

何ひとつ変わらない