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できることは何もない

そもそもの意義が自助努力の域を

越えてしまっていること

それに気づいてしまうと手の施し用がない

まさか自分があの苦悩の泥沼に

落ちてしまうとは終ぞ思いもしなかった

信じはしなかった

 

決断できない残りの余命をいかに平坦に刺激なく、尚且つ退屈の苦しみなく時を忘れるかのように過ごすかが私の目標

といっていい