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死に際に明らかに

嘘に違いない幻想にもならぬ

ゴミを宝だとヒステリックに叫んで

死んでゆくものが一体どれだけいることか

 

それならばいっそのこと全てゴミだったと

言ってほしい

 

いつまでこんなことを繰り返さなければならないのかうんざりしてしまう

 

己の奥底にしまい込んでいる瞼を切り開いてベッドに横たわる醜い姿をみてみろ

 

嗚呼…なんと存在の惨さといったら…